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渋谷甘味倶楽部

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『ラディアント・ベイビー』を語る06(松下洸平くんカルロスのその後の人生について思い描いてみる編)  

2016.06.15

♪えがいてーぼくーの

ぱっしょん!!

本日もじょうねつてきなお言葉たち&拍手喝采を頂戴しまして、
まことに
ありがとうございます!!!


ほんと脳内『ラディアント・ベイビー』の曲がヘビロテでマジこまる……(笑)。

で、そちらをご覧になった同志の方から、「いろいろ打ちのめされて帰ってきました」
とのお言葉をいただいたのですが(ありがとうございます!!)、
そうねえ……。
実在した人のほぼ実話だからねえ……。
あーゆー最期を迎えるのかと思うと、いろいろ考えちゃいますよね。
自分の人生についてとかも含めて(笑)。


まああたくしの場合、すり身のペアがふっかつだ!! ってゆーのと、キース・へリングはほんっとに大好き!!! ってゆー単純な理由から拝見したので、逆に2時間(から3時間?)で、「あの」キースの一生がどーやって描かれるんだろ? ってゆー素直な好奇心もありました。

先日もえっらいうざく申し上げてますが(笑)、骨の髄まで?「80年代カルチャー」仕込みのあたくしとしては、キースがゲイで、けっこーほんぽーだったからこそ、AIDSで亡くなってたとゆーことはすでにデフォルトだったので、そこのところはまったく気にしてないとゆーか、忘れてるに近かったんですよね。

けど、ご覧になった方のかんそーとして、
「あのイラストを描いた人ってゲイで、AIDSで亡くなってたんだ! びっくりした!」
ってゆーのが多くて、あーそっか、ふつーはそこから入っていくよね、と気づいたのだった(遅)。

だもんで、出だし?とゆーか前知識がふつーにあったもんだから、キースとカルロスのラブストーリーを、ほんっとにふっつーの恋人同士のラブストーリーとして受け止めてみてた自分に気づいて、改めて驚きました、われながら(笑)。

これも前からさんっざん申し上げてますが、べつにいい人ぶるつもりじゃなく、実体験からあたくしは同性愛に対してほんとに偏見がゼロで、ゲイものを扱った作品とかをみても、「ゲイジャンル」とゆー肩書き?みたいなものを、感覚としていつもすっ飛ばしてるんですね。

そーすると、つい忘れがちになるのですが、キースの生きた80年代は、ほんっとにまだまだ同性愛への偏見もいまに比べたらうんと多かったし、不特定多数の人たちと関係を持つゲイピープルの間で主にAIDSが流行したため、「AIDS患者=ゲイ」っていう公式みたいなのが一般的で、AIDS患者と握手しただけで感染しちゃうとかでたらめなことをゆわれてたし、逆に、キリスト教的に、神に逆らう行為を自由にやってきた同性愛者の人たちを襲った病は、「神からの天罰だ」みたいにいう人たちもいたわけです。

つまり、ゲイの人たちにとっては、ほんとに生きにくい時代だったんですよね。

そこで自らカミングアウトして、世間に己をさらしたキースの心情を考えると、すっごいすっごいこわかったと思うんですよ。

もちろん後からかかってしまった病気もこわかったと思うけど、自分が隠してたマイノリティ属性であることを、わざわざ自分からさらすって、ものっすごい勇気がいる。

だから、キースのすごさは、HIVに感染してから亡くなるまで、ものすごい勢いで作品を残したとか、アート界に影響を与えたとか、そーゆー美術史の教科書とかに出てくるよーなことも含まれるんですけど、あたくしは、あの窮屈な時代に、世間の風当たりの強さを十分わかった上で、カウンターアタックをしかけた強さだと思うんですね。


そんなキースを熱演してる柿澤(勇人)くんの『ラディアント・ベイビー』は、「疾走感がある」と評判のようですが、なんかあたくしが拝見してて浮かんだのは、「失踪感」でした。


別にうまいことゆってるつもりじゃなくてね(笑)、『ラディアント~』のテーマは、とゆーか、キースが「自分の居場所を探す」っていうのが主軸になってますが、ほんとはキースって、ずっとずっと「失踪」したかったのかな、ってゆう気がしたんですよ。
実家から、学校から、世間から。

ほんとは気の合う仲間たちと、恋人と、楽しいことだけやって、毎日静かに穏やかに暮らしたかったよーな感じがして。

たまたま天才的なアートの才能をもってたから、それが結果として、自己主張の手段になって、注目されて、時代の寵児になっちゃって。どこにも隠れられなくて、だから「失踪」を心の底では望んでたのかな、って。

それで結局、「失踪できない」ことがわかったから、自分のマイノリティ属性をカミングアウトして、マイノリティの保護を訴えて、あんなに鮮やかな大量の作品を残したんだろうな、っていう解釈になっちゃったんですよ(笑)。

あの極彩色豊かな色使いは、80年代カラーの特徴といえば特徴ですが、バスキアとかはもっと色を混ぜたりとか、ぼかしとかも入れたりしてて、単純で明快なぱきっとした使い方をしてるのは、キースぐらいなんですよね。

観る者を明るくする色使いは、キースの覚悟の上に成り立ってるからなのかな、とか思って。

ずっと暗闇に閉じ込めて、隠してた自分の属性を、明るい日のもとにさらけだしたキースの勇気が、あの明るいわかりやすい色を象徴してるよーな気がするのです。



そーすると、ピエタの構図で亡くなるキースのラストシーンは、泣けないあたくし……(遠い目)。

実はなんか笑っちゃうんですよ(笑)。


……あーあ、ゆっちゃった!!(笑)


だってちょっとあまりにも劇的すぎる亡くなり方なんだもん……。

最初みた時、「あれ? これって『椿姫』(オペラのね)のラストか??」って思っちゃったし。

それまですごいキースがリアルに感じられてたのに、最後でがくっと「あ、これ、お芝居だったっけ」って引き戻されちゃうんですよ、あたくしの場合(ごめんなさい)。


そのかわり、どこで涙腺崩壊するかとゆーと、

知念さんアマンダのソロで、
「ストレートの男はどこ?!」
って叫ぶところ(爆)。

有能でキャリアウーマンのアマンダは、文句いいながらも、キースが好きで、その友達のクワンも、その恋人のカルロスも、みんな大好きで、その人たちのいる毎日が「いつもの日常」で、ゲイでほんぽーなやんちゃやろーばっかりだけど、「愛すべきろくでなし」たちと、いつまでもいつまでもいっしょにいたかったんだろうなあ。

それが、カルロスが逝き、キースも逝き、その3週間後にクワンが逝って、ってゆーのがわかってるから、それをぜんぶ見送った時のアマンダの気持ちを考えると、泣けて泣けて(涙)。
(ちなみに、キースが亡くなったのは、1990年2月16日で、クワンが亡くなったのは、その約3週間後の3月10日です。享年39歳でした)




さっき、またキースの写真とか探して遊んでたら、こんなのを見つけたんですよ。


043-keith-haring-the-red-list.jpg

Keith Haring Chalks Japanese Street, january 1987 by Juan Rivera/Roulette © Getty Images




これ、1987年1月に、キースの2番目の恋人のJuan Riveraが撮ったってあるから、たぶんカルロス(=Juan Dubose)は、この時点ですでに亡くなってて、つまりは、キースと別れてからすぐ亡くなったよーな気がしたんですよ。

Duboseが亡くなったのは、先日も申し上げましたが、キース自身のインタビューからわかるように、1987年2月以前なのは確実なので、別れたと想像できる1986年ごろだったのかなーとか思って。

カルロス役の松下(洸平)くんが、

300


「彼に別れを告げた後彼がどう生きたのか。
それを想像して頂けるような芝居がしたいのです。」

とおっしゃってますが、カルロスは、キースに別れを告げた時は、すでにもうすぐ自分が亡くなるのをわかってた可能性もある気がしてきて、うわああああああああああ!!! ってなった……。

「彼がどう生きたのか」を想像すると、たぶん、体力も少なくなってるだろーし、ベッドの上とかでただひたすら静かに死を待って、キースとの楽しかった思い出を思い返してたのかなー……とかってゆーかんじもする。

真実はほんとにだれもわからないけど、 John Gruenの書いたキースの伝記読むと、ほんっとこのふたり、かわいいんですよね。すっごいなかよし。たぶん5年ぐらいいっしょに暮らしてたはずなので、別れた後は、お互い喪失感がけっこーあったよーな気もするなあ。



てなかんじでおかしーな、すり身再び!について語るつもりだったのに(笑)。

まあいいか。

だって自由激情だから!!!(笑)


お付き合いくださった方、ありがとうございます!!!

次回は毎回違う柿澤くんキースのイノセント具合について。


……たぶん。


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