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渋谷甘味倶楽部

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劇団四季『春のめざめ』2010年版東京公演を語る こころの激情・終わりなき夜 文字Remix Ver. 5 (5月4日ステージツアー参加報告その1 かなり本気で書いちまいました(爆)編)  

2010.05.05

劇団四季『春のめざめ』
'10年版公演の鍵は「手動」にアリ!?
――「四季の会」会員限定イベント・ステージツアー参加レポート――


取材・文=湊みらい(渋谷甘味倶楽部)





2010年5月4日(火)、東京・劇団四季自由劇場にて上演中のミュージカル『春のめざめ』ステージツアーが開催され、同劇団が主催するファンクラブ「四季の会」会員らが参加した。

自由劇場の総客席数は約500。この日の参加者は、1階席をほぼ埋めつくす満席状態で、約400名前後が集まったと見られる。ゴールデンウィーク中のせいか、20歳前後の若者の姿も目立つ。ただ全体的には、ほぼ8割が女性客の印象。

ツアー参加者たちは、ふだん舞台で使われている装置や小道具、大道具など、実際手に取って見ることができる。7グループに分けられ、各グループごとに約20分ずつ見学。見学時間終了の合図は、2幕中盤、ハンシェンが「落ち着くね」と称する鐘の音が使用されるという心憎い演出も。見学の順番を待つ間、舞台監督の村井力氏との質疑応答が続く。

『春のめざめ』は、昨年2009年が初演だったこともあり、劇団四季公式ブログ「開幕までの60日ストーリーその後」と題した製作日誌が公開されていた。
そちらを丹念に読み込んでいる『春めざ』ファンも多いらしく、マニアックな質問も飛ぶ。特にファン垂涎の情報は、「2009年版と2010年版の最大の違いは、自動運転だったものを手動に変えたところ」だろう。
1幕最後、舞台上に置かれた板が、各四隅をロープで吊られブランコ状になる。その上で、少年メルヒオールと少女ベンドラが結ばれる重要なシーンだ。
自動式だったロープの吊り上げをわざわざ手動に変えたのは、本作が名古屋公演を予定しているから。2010年8月11日(水)に開幕予定の劇場・ウインクあいちは、自由劇場のように劇団四季所有の劇場ではない。したがって、実際の会場がどんな広さやどんな状況であっても応用が利くようにと、考慮された結果らしい。


さて、ハンシェンお気に入りの鐘が鳴ったので、どうやら舞台装置の見学時間になったようだ。
まず舞台下手のステージシートに上がってみる。3段からなるステージシートのいすは、2段目と3段目は固定されていて、1段目のみ移動が可能らしい。その中でもひときわ目立つのは、俳優たちが舞台で使用するいすである。明らかに客席用のと違う。ひと回りほど小さく、色も若干濃い目のこげ茶だ。この上で飛んだり跳ねたりするのだから、よほど頑丈にできているのだろう。小道具製作の方々も「いちばん苦労した」と語るほど自慢の「手」づくり作品のようだ。思わず持ち上げてみたが、「重っ!」と声が出てしまう。おそらく5kgはあるだろうか。

ステージシート1段目の舞台奥下に、小さなラックが置いてある。中に、房のついた帽子が入っているので、取り出して内側を見ると、「大人の女性 中野今日子」と書いてあった。なるほど、そういえば、「大人の女性」が学校の先生に扮する時、かぶっているものだ。帽子好きとしては、一瞬かぶりたい衝動に駆られたが、姿を確認できる鏡もないのであきらめる。かわりに、帽子のとなりに入っていた長さ50cmくらいの指し棒を取り出し、バトン風に回してみた。劇中に登場する生徒たちと同じ中学生のころは、よくこうして先生の指し棒を回して遊んでいたが、舞台設定当時の19世紀末ドイツで同じことをすれば、メルヒオールみたいに叩かれるんだろうなあ、とぼんやり考える。

そのまま裏に回って、ステージシート3段目の下には、ティーセットを発見。1幕中盤、メルヒオールとモリッツの『ファウスト』がからむ場面で、メルヒオールの母親が持ってくるものだ。長方形の銀トレイの上に、白い陶器のティーカップとソーサーがふたつ。中には濃いピンク色の「お茶」が入っていて、つっついてみるとぶよぶよした。ロウだろうか? 客席で観ている時は、勝手に「紅茶だろう」と思っていたのだが、ローズヒップティーのように見える色である。

のど渇いたな……と思いながら見上げると、壁に掛けられている肖像画や写真たちが目に入った。劇中に登場する子どもたちの幼少時代や、家族なのだろう。特に目を引いたのは、金髪を横流しにしている小さい男の子の肖像画である。
「あら、こんにちは、ハンシェン」
勝手に思い込んであいさつしたが、あの動じないまなざしは、確実にハンシェンだろう。幼いころから猛々しいご尊顔のようだ。

そしてカーテンの奥、まさに舞台裏へと入る。長テーブルの上にのせられた、オブジェのような小道具たち。

縦8cm、横15cmくらいのお札が目に入る。両面に柄と文字が入っていて、ドイツ紙幣だろうか。ビニールコーティングされており、これで何度折り曲げても破れない丈夫なつくりだ。「さすが細部にこだわる四季、このお札も19世紀末のドイツで使われてたのを復元したんだろうなあ」などと感心しつつ、その下にあったコインを手に取ると、現在アメリカで使われている25セントコインだった。

となりには、2幕後半、更正施設に入ったメルヒオールがベンドラへ宛てた手紙と、劇中で問題の火種となる「10ページつづりのふしだらな『ベッドタイムのすすめ』」。両方とも同じ筆跡で、明らかに「手」書きの日本語だ。やや右下さがりの丸い繊細な文字。
「どなたが書いたのですか?」
そばにいたスタッフの方にうかがうと、
「去年(2009年)のメルヒオール、柿澤(勇人)さんです」
と返ってきた。納得。

文字つながりか、B5判くらいのミニサイズ黒板もある。1幕前半、少年たち6人がラテン語の授業で提出する課題のようだ。西洋文字が並び、それぞれのキャラクターを表しているようで興味深い。いちばん気になったのは、シャープな細長い文字の書かれた黒板なのだが、よく見ると下に「Hanschen(ハンシェン)」とあった。まさに「おいしいところをなめとる」要領のいいハンシェンらしい字である。この日ハンシェンを演じた一和(洋輔)氏は、実は左利きなのに、「頑張って右手で書いてる」そうだ。

するとハンシェン推薦の鐘の音が鳴り、後ろ髪を引かれる思いで上手側に移動。すでに参加者は全員自席に戻っているのに、2幕前半、モリッツがこの世の終わりに使うピストル、においを嗅ぐ花束があったので、足を止めてしまう。
「ごゆっくりどうぞ」とのお言葉にあまえて、モリッツのように花束に鼻を近づけてみる。が、「無臭です」。スタッフの方が笑いながらツッコミを入れてくださる。絶対気のせいだと思うが、硬水のにおいがした。
ピストルは、意外と軽く小さい。全長20cm弱で、簡単に引き金を引いて遊べる。「モデルガンです。種類は……入ってた箱見ないとわかんないなあ」とのこと。モリッツは、「こんな軽いので、あんな重い自殺をするんだなあ」と思ったら切なくなった。

その後、スタッフの方にお礼を告げて、自席に戻る。会場ではすでに抽選会がはじまっていて、選ばれた参加者が劇中の1部シーンを体験できるという。選ばれた「メルヒオール」が舞台中央に登場すると、客席から大きな拍手が起こり、こうしてツアーイベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

ところで、『春のめざめ』観劇の際には、開演時間10分前に会場に到着するよう強くおすすめする。「手動」ならぬ「足動」で、会場までの到着時間をご自身で調整すれば、その理由をご存知の方も、そうでない方も、「10分前」という時間が、いかに絶妙かをおわかりいただけるであろうからだ。




劇団四季ミュージカル『春のめざめ』は、アメリカ・ブロードウェイでトニー賞8部門、イギリス・ウェストエンドでオリビア賞4部門を受賞した名作の日本版。19世紀末のドイツを舞台に、世間や大人たちから抑圧され続ける10代の子どもたちの葛藤を、みずみずしく衝撃的に描く。




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劇団四季ミュージカル『春のめざめ』


東京公演
2010年4月22日(木)~5月30日(日)
自由劇場にて


名古屋公演
2010年8月11日(水)開幕予定
ウインクあいち大ホールにて

http://shiki.gr.jp/applause/springawakening/

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……ごめんなさい、1500文字軽く越えたよ(笑)。
いや、いつもおしごととかなら、指定された文字数は絶対守るのですが(笑)、これ、個人のブログだしねえ……(笑)。
おまけにイベント終了次の日にご報告って……(遠い目)。
いや、っていいわけばっかしてますが(笑)、ほんとにおしごとだと、イベント終了後1時間以内に写真素材と1000文字入稿とゆう取り決めなので、ちゃんとそーしてるんですけど!!!

でもでも、同志の方々へ日頃の感謝の気持ちを込めたのは本当です!!!!

いつもいつも何度も何度も何度も申し上げますが、
ありがとうございます!!!!

ここまでご覧くださった方、本日もヴんだばあお言葉たち、拍手喝采をくださった方、すべての方々に心から感謝です。

本気であたくしは、皆様のおかげさまで息をして、心臓が動いて、血がめぐってると思います。


ありがとうございます!!!




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